旭川きのこの会

自然ときのこを愛し、きのこを友とする者たちが集う会です

きのこ探訪ハイキング

日   時  9月10日(木曜日)午前10時00分から
集合場所  江丹別町富原
 
 
 

9月10日、江丹別町富原にて、きのこ探訪ハイキングが行われました。
昨年は大雨のため採取会は行われず、代わりに神居公民館にての座談講習会が行われたのですが、今年は昨日までの天気予報が雨だったのにも関わらず、当日何とか晴れてくれました。
天候にも恵まれ、江丹別の富原にて、「きのこを採取して見分け方を学ぶ」のコンセプトのもと現地採取会が行われました。
ちなみにこの講座、定員は20名程だそうで、神居公民館の講座の中では1、2位を争う人気イベントだそうです。
10時頃管理事務所出発、散策開始~~→12時半頃管理事務所到着~~→昼食~~→13時同定~~→14時頃解散の予定です。
 

    
現地にマイクロバスが到着。北郷会長が迎えます
    
毎年参加されてる方も居る様で知った顔もあります

10時頃マイクロバスが現地の管理事務所到着、講師の北郷会長ご挨拶の後、早速散策が開始されました。

    
事前に事務所の方より聞いたナラタケの群生地へ
    
道の両サイドを見ながら歩きます

管理事務所の方が、よく判らないきのこだけど毎年生えるとの事で、管理事務所のすぐ横の場所に事前に案内してくれました。確認するとナラタケの群生です。
とりあえずは坊主は無くなると一安心。事務所を出発して直ぐに参加者をその場所へご案内。ナラタケを自分で採るのは初めてという方もいました。
また、中には「これがナラタケか~・・ならったっけ?採るのはラクヨウの方が楽ヨウ。」なんてハイセンスな冗談を言いながら採られてる方もいました。
さすがに20名で採るとあっと言う間に無くなります。2、3分で採り尽くし先の林道へ。

    
参加者がコガネタケを見つけました
    
ツタウルシです。触らないよう要注意ですね!

林道を散策してると途中歓声が上がり、参加者が「これは何というきのこですか?」と私のところへ。見るとコガネタケが10本ほど脇道へ出てました。「コガネタケと言って食ですよ」と言うなり「ついてる粉を良く洗って・・」と説明する間もなく全て一瞬で参加者のカゴへ(笑)

    
池のコイを見ながらしばし休憩です
    
ハタケシメジの幼菌です

林道を抜けると池のある休憩場所へ。池から少し行くと散策道へ行きます。散策道にはハタケシメジがポツリポツリとさびしく出てました。

    
どんぐり館にてトイレタイム
    
さらに奥へ

散策道を抜けるとどんぐり館に着きます。ここでトイレタイム。そしてまた先の林道へ。
この林道は例年ハタケシメジが沢山発生してる場所です。

    
去年まで行けた林道が進入禁止になってました
    
ヤマブドウ。まだ酸っぱいです

去年まで行けたハタケシメジの林道が進入禁止になっていました。後で管理事務所の方にお話を伺うと、元々管轄外の区域だったのだが去年区域外に行き迷子になった方がいたそうです。
事務所も区域外だからと云って無視は出来ず、困った事になったそうです。結局迷子の方は見つかったものの、それから進入禁止という措置にしたとの事。
その迷子の人のために全体が禁止・・何とも迷惑な話ですね。
進入禁止のため引き返し、途中のトドマツ林にて散策、時間も丁度良かったので少ししてから事務所へ引き返しました。
 

    
酸っぱい酸っぱい言いながら皆喜んで採ってます
    
12時頃予定通り事務所到着

    
12時半頃までカラマツ林を散策です
    
13時頃より採取したきのこの同定です

12時頃予定どうり管理事務所に到着したのですが、少し時間があったためすぐ横のカラマツ林にて12時半頃まで散策です。
皆さんお目当てはもちろん・・! 少しの時間でしたが、ハナイグチを採られた方がいました。
食事の後は同定会が行われました。

    
皆さん真剣に聞き入ってます
    
参加者全員の採取されたきのこをチェックです

同定会の後は個人で採取されたきのこを会長と手分けして全員分チェック。その後、講座終了となりました。参加者はマイクロバスにて旭川へ帰られました。
事務所の方が「今年はセミの鳴き声が全然聞こえない。変な年なんだよね~」と仰っていましたが、それと関係あるのでしょうか。きのこも例年になく不作でした。ハナイグチ、ナラタケ、ハタケシメジを見つけた方も居ましたが、皆さん少量しか採られていませんでした。それでも一様に散策して気持ち良かった、楽しかった~と言って頂けたので今回も成功裏に終わったと思います。
今回参加された皆さん、そして引率、講師を務められた北郷会長大変お疲れ様でした。