旭川きのこの会 会 長
今野 廣(こんの ひろし)
「旭川きのこの会」は、昭和62(1987)年9月に発足しました。令和6年度現在その活動期間も38年目に入りました。私、今野廣は令和4年度から「旭川きのこの会」会長を務めさせていただいてます。よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けて「旭川きのこの会」の活動も制限せざるを得ず、令和3年度は全ての活動を中止する事態となりました。令和5年度は感染症が5類移行になった事もあって、ジンギスカンパーティを除いて残りの事業を実施することができ、ほぼ正常活動に戻りました。令和6年度はジンギスカンパーティも含めたすべての活動を実施する予定です。
会員の年代は幅広い層に渡っています。長期にわたる会員の方もおられる一方、すぐ止めてしまう方もおられます。従って毎年会員の出入りはありますが、会員数は70~80名程度を推移しています。
採取会に参加される方は毎回ほぼ20~30名程度。この人数の方が移動するとなると、それなりの広さの駐車場や採取会場が必要です。近郊でその条件を満たす場所はどうしても限られてしまうのが悩みの種です。
きのこの会に入会されている方々の目的は様々でしょう。森林浴を楽しみたい、食べられるきのこを取りたい、色々なきのこを知りたい、一緒に行動できる仲間が欲しい等々。私自身の体験からも言えるのですが、最初はラクヨウ位しか知らなくても、少しずつでもきのこの名前を覚えていくと、きのこに対する興味が一層深まることは確かです。
きのこの名前を特定する(この作業を「同定;どうてい」と呼びます)のは大変難しいのですが、会員の皆さんがきのこ図鑑を使って調べることはきのこの知識を増やしながら行える楽しい共同作業です。図鑑で調べる時には、そのきのこの科名がわかると大変便利です。そこで採取後の同定会では、きのこの特徴がわかりやすい幾つかの科を選び、採取したきのこがそこに当てはまるか検討するところから始めます。勿論これは第一歩であって、きのこの同定は経験を積んでいくしかないのですが。
旭川きのこの会は「自然ときのこを愛し、きのこを友とする者がきのこを学び、きのこを通じて交流し、きのこに関する正しい知識の普及と自然環境の保全」を目的としています。採取会の運営方法等も工夫しながら、きのこ初心者からベテランまで全ての方が楽しめる会でありたいと願っています。あなたも「旭川きのこの会」の仲間になりませんか?